昔の段は昔の話。

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よくテレビで芸能人が「書道七段でした」とか言って『芸能人書道の達人をきめる!』みたいな番組に出ている。仕事なのでやっているのでしょうが、20年近く昔の段位なんてなんにも当てにならないし、ただぐちゃぐちゃ書いている行書?を達筆みたいに紹介されているとなんだか恥ずかしい気持ちになって見ていられない。書道の段や級は英検や漢検のように公的な資格にはならないし、あくまでの所属の会の認定だけの事。本当に大事なのは、現在字が上手いかどうか。それだけなんだと思う。だから、試験の後にはいつも思うのだが、他人とくらべても仕方なく、自分が以前の自分よりちょっとでも上手になっているか。その一点だけを振り返り、今後にいかしてほしい。書道をやめても自動的に上手になるわけもないので「○段もってました!」みたいな事を大人になっても自慢げに言うのは私には理解できない。だって、書いてみせるとその芸能人たちは全く上手くないのだもの。

 

-郷田のひとりごと

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